【精霊たちの目覚め】に込めた想い

今回の作品展のテーマは「精霊たちの目覚め」です。

私は今回の作品展のテーマをはっきりさせるために1年以上かけてじっくり地球と向き合って来ました。そこで出て来た大きなインスピレーションをまずお話しさせていただきます。
ある日、瞑想中に太古の地球のビジョンが現れました。まだ火の玉のように燃えていて、熱いイメージです。そこに、一筋のエネルギーがゆっくりと星の周りを回っているのが見えました。その一筋のエネルギーをじっと感じていると、「ああ、これはきっと太古の地球の最初の精霊だ」と思いました。その最初の精霊エネルギーは、しばらくすると二つに分かれました。そして、その二つはしばらくするとまたそれぞれが二つに分かれます。このエネルギーを感じた時に、四大元素(火、水、風、土)を想いました。最初一つだった地球の大精霊エネルギーは、四つのエネルギーに別れたのです。
四つの意味と意志を持ったエネルギーは、さらに細分化して行きます。水は雨となり池となり、海となり雲となり、色々な姿と名前を持つようになっていき、それぞれに精霊が担当して行きました。文化や言葉によって、気候によって、様々な要因で同じ精霊に多くの名前がつき、それが神様となっていったのです。

今私たちが例えば「水」の神様を思う時、それはきっと私たちを取り囲むものによって名前や姿はそれぞれ違うことでしょう。でも、たくさんの名前がついたその神様や精霊たちは、元は一つのエネルギーだったのだと考えたらどうでしょうか。そして、また、とても不思議なことですが、今私たちにご縁のある神様がいらっしゃるとしたら、それはもともと地球の太古の大精霊のエネルギーであったと考えると、一体なぜ今そのエネルギーが私たちに呼びかけているのか、考えることはとても興味深いことです。

また、最初にご紹介した太古の地球の精霊は、一筋の流れのようでした。そして、それはよくよく考えてみると、今私たちがなんとなく気付き始めている、「龍」とそっくりです。龍とはなんだろうか、私はこれについてずっと考えていました。龍は文化によって様々なイメージで描かれていますが、そのどれもがおそらく筋のように流れるエネルギーで表現されているのではないでしょうか。そして、私はもはや「龍=精霊」であると言ってもいいのではないかと確信しています。水の龍や火の龍、風の龍、土の龍、それが細分化していって、数え切れないくらいの龍のエネルギーが地球には存在し、また私たち人間も、龍の要素を持っている・・・それは私たちの体からこの大地から生まれているからなのです。私たちは本当は、いつでも彼らと繋がれるのです。

そして、これはまた別の話になるかもしれませんが、太古の大精霊エネルギーとは別に、地球には地球外の様々な星から来た精霊もいるようです。こうした高次の精霊同士の交流も、私たちの目に見えないところではどんどん行われていて、地球の精霊と宇宙の精霊のエネルギーが合わさって全く新しいエネルギーも生まれているようなのです。宇宙存在は私たちの目に見えない、と言われています。それは私たちより振動数が高いためです。考えてみれば、私たちの地球にも振動数の高い存在がたくさんいて、もうすでにその存在同士で交流はしているのではないでしょうか。

精霊たちはたくさんの叡智を持っています。おそらく、そういった精霊たちと繋がる人間もこの地球の歴史の中でたくさんいたでしょうし、むしろ、精霊たちと繋がることが普通であった美しい時代もあったでしょう。しかし、ここ数千年の間、どんどん精霊とのコミュニュケーションは薄れてその存在を感じられないまま過ごし、科学や経済の知識に頼った考え方が主流であったかもしれません。
ですが、もし、こうした精霊たちとコミュニュケーションが取れたとしたら、どんなにか楽しいでしょう。私はそれを想像しただけでワクワク胸が躍ります。私にとってこうした想像は、思い返せば小さな子供の頃からずっとしていたことでした。妖精や精霊たちは私にとってとても身近であり、寄り添ってくれる仲間のような存在でした。この作品展に来てくださった方々は私のように、精霊や妖精の存在をちゃんとわかっていて、コミュニュケーションを取りたいと思っている方なのではないかなと感じます。

この一年を通してそのことを考えながら過ごす中で、私は色々な場所で精霊エネルギーや、龍のエネルギーをより一層強く感じるようになりました。そして、私たちが精霊たちとコミュニケーションを取りたいと考えている以上に、精霊たちは今私たちとコミュニケーションを取りたがっていると強く感じています。なぜなら、彼らの願いは目に見える世界の私たちが動くことで叶うから。そう、私たちは彼らの願いを叶えることができるのです。その願いとは、「地球の本当の美しさを取り戻すこと・・・それ以上に地球がどんどん愛の輝きを増すこと」。それは、私たち一人一人が本当の美しさを取り戻し、愛でいっぱいの輝きを増すことを望んでいることと同じことなのです。

今ここで、もしかしたら、少し恐怖を感じた方がいるかもしれません。「精霊の願いがもし良くないものであったら、私たちは利用されるのではないか・・・」もしそのような不安が出たのだとしたら、それは今までの古くて重いいエネルギーのせいです。精霊たちの中には病んでしまったり消えてしまったりしたものもいます。それは私たちと彼らの繋がりが薄れ、神聖な自分の魂の光を信じないで敵と味方を作り出し、争いを繰り返して来たからです。そんなことはみんなわかっていると思います。繋がっていないのが苦しいことも感じていると思います。それは魂の奥底が、地球の大精霊と繋がった時の喜びを知っているからなのではないでしょうか。そしてそれは同時に、私たちが自分自身の神聖な部分と繋がった時の喜びと同じなのです。

神様の前に行って、願い事をする、そんな時代は終わりました。
感謝をする、それ以上に、私たちが神様と共にできることはないかと考えることができる時代に来ているのではないでしょうか。たくさんの数え切れない神様や精霊たちがいる中で、今の私にご縁があるなと思うエネルギーと、私は長い間会話を続けて来ました。こうした神聖な美しいエネルギーは、こちらから自分を知ってもらったり、好意を持って話しかけたり、質問したりすれば喜んで返事をしてくれることもわかって来ました。これは特別な人だけしかできないことではありません。全ての人にできることであり、地球の願いは、全ての人が神様や精霊や、地球に話しかけてコミュニケーションをとって欲しい、そういうことではないかと感じるのです。そして、もしそうなったら、どんなにどんなに素晴らしいでしょうか。私たちは神社や教会や、圧倒的な美しい大自然の中にいると、自然と厳かな気持ちになって自らの神聖に従うものです。上や下という関係ではありません。私たちの中の神聖は私たちのものです。そして、そこが地球や宇宙の神聖、高い次元の存在と繋がる入り口であり、私たちは同じ星に住む仲間であり、そして同じ目的を持って一緒にこの美しい地球を楽しみながら輝かせてゆく同士であると、私は感じています。

この作品展では、私がこの一年を通して繋がり、たくさんの人と交流したいというエネルギーを感じた精霊存在を絵に表現してみました。それぞれにメッセージがありますが、彼らの願いと同調することで私たちの生きる喜びが増すのではないかと考えています。どうかこの想いが伝わりますように。そして、この精霊存在たちのことを好きになっていただき、毎日の生活の中で思い出したり、コミュニケーションをしたり、直感に従って行動することは、この地球や宇宙の愛の拡大に貢献できることだと思っています。

ここまでが、この作品展の主旨になります。
以下は、この主旨に至った経緯をシェアしてみました。
少し長くなりますが、作品のエネルギーをさらに深く感じられ、理解が深まると思いますので、お読みいただけると嬉しいです。

瀬織津姫との出会い

私が今回作品展をしようと思った一番のきっかけは、瀬織津姫との出会いでした。

瀬織津姫、という名前は聞いたことがあっても、なんの神様なのか、どんなエネルギーなのか、今までそれほどご縁がなかったので知りませんでした。特に調べることもなくいたのですが、昨年2021年の秋、軽井沢のお友達が、「ゆみちゃん、瀬織津姫の神社にお水をもらいに行こう」と誘ってくれて、山梨県の大滝神社というところへ連れて行ってくれたのが最初の出会いでした。その神社に行く前日、お風呂に入っている時に初めて瀬織津姫のエネルギーが私の中に流れ、

「これからはわたくしが瀬織津姫なのではなく、あなた方全員が瀬織津姫になる時代です」

というメッセージがハートに響き渡りました。その時の瀬織津姫様は薄い茶色の瞳、鹿のような柔らかな髪に、赤紫の髪紐を頭の上の方左右に結んだ可愛らしい方でした。「私たち全員が瀬織津姫になる時代?」私にはその意味がその時は良くわかりませんでした。そして、そのメッセージを受けてから大滝神社へと行くことになります。

大滝神社は、私の小さい頃から大好きでよく行っていた八ヶ岳の麓にある神社でした。秋の暖かい日差しを受けて、神社全体が輝いていました。そして、清らかなお水がたくさんたくさん神社から溢れ出し、その流れはすぐに境内のお魚の水槽や、わさびの栽培場を経て、その向こうの田んぼへ繋がっていました。神聖なお水は、多くの人に使われ豊かさとなり、命の光となっているのを強く感じました。
大滝神社のお社でお参りさせていただき、お水を汲ませていただきました。力強い勢いで清らかな音を立てて流れてゆくお水に、優しい光がたくさんそそぎ、この国に生まれてよかったという思いが湧きあがります。そして、お水にたくさん触れた後、お社の左斜め奥にある、磐座へご挨拶に行きました。そこは、見た瞬間に宇宙のエネルギーを感じる不思議な場所でした。大きな岩が山肌の中腹にあり、その周りに少し小さめの岩が点在し、祠がずらっと並びます。それはまるで、大きな宇宙船がここに降り立ち、そしてたくさんの乗組員が何か使命を持ってそこに集っているように見えます。心を落ち着けてお参りさせていただいた時、真っ白な巨大龍が真ん中に浮かび上がりました。とぐろを巻いてゆっくりと動いています。そしてその白い龍には前の日に出て来た瀬織津姫が乗っていました。白い龍の右側には緑の龍が縦に立っていて、左には青い龍が同じように立っていました。そして、そのエネルギーを感じたとき、私は自分の魂から湧き上がる言葉を感じました。

「この国、この星のすべてのお水が、この大滝神社のお水のごとく清らかになりますように」

このように、自分のことではない地球のための祈りを私は子供の頃に感じていたことを思い出しました。そして、このような願いが突然自分から出て来たことが嬉しくて震えるほど感動しました。この感覚は何でしょうか。これは私の願いであると同時に、神様の願いのような気がして来ました。神様とは何だろう、神様とは私たちの願いを叶えてくれる存在ではないのかもしれない、私たちが神様と一緒に願いを叶えて行くのではないだろうか、その時私は初めてそのように感じました。
そして、その祈りの場で、瀬織津姫は私がその後控えていた京都への旅の祝福をくださいました。どうかどうか楽しんでくださいね、と。

京都、お水の旅と神様との繋がり

その後すぐに旅立った京都では、上賀茂神社にて御本尊の山からの清らかな流れを感じ、また次に訪れた鞍馬寺から奥の院参道を登り魔王殿、その後すぐに山を降りて貴船神社へ。そこでも宇宙と地球のエネルギーが合わさったような清らかな流れにて、お水をいただきました。翌日の出雲大神宮、そして天橋立でも、その次の日の元伊勢籠神社、真名井神社でも、とても神聖なお水をいただくことになりました。たくさんは持って帰れなかったですが、その場で飲ませていただいたり、帰ってからは絵を描くために使わせていただいたりしました。もともと、こんな風にお水を巡る旅をしようと思っていなかったのですが、たまたま行った先がほとんど飲める清らかなお水を出している神社だったことは後から驚きでしたし、途中からは薄々瀬織津姫のエネルギーのおかげでこうなっているのではないかと感じ始めました。一緒に行った他のお友達も、それぞれに何か想いを持ってその場にいて、それぞれの感じたものをシェアしてくれました。そして、最後の真名井神社でたくさんの大切なメッセージを受け取った後、その玄関役となっている籠神社でお守りを見させていただいていた時のこと。一つの真っ白なお守りが気になりました。裏返してみると、何と、元伊勢籠神社という文字の刺繍の左右に、右に緑の龍、左に青い龍が刺繍されており、その姿は私が大滝神社で見た通り、縦に立っている龍の姿でした。これを見つけた時、まるで物語の中にいるような不思議を感じ、私は今していることの意味を深く考えるようになりました。それほど大きなことをしている自覚はなく、今を直感に従って思い切り楽しんでいるけれども、もしかしたら私たち目に見える人間がただ直感に従って楽しんで動くことで、私の周りの目に見えない世界に何か良い動きがあるのかもしれないと思うようになったのです。

次の旅へ繋がる出来事

秋に京都に行った後、私はこの不思議な感覚を絵にして作品展にしたいと強く思うようになりました。ただ、もう少しはっきりとテーマが欲しい、神様の絵を描くというよりも、もっと感覚的なエネルギーのようなものを表現したいのだけど、それが何だかわからない、そんな風に思っていました。その時、沖縄のもっと向こう、台湾に近い与那国島へ行く機会が巡ってきました。

石垣島・与那国島への旅

私はどちらかというと、海より山派、というより、ちょっと海が怖いので、ハワイも大好きですが、海の中にどんどん入っていくタイプではありません。海は壮大で美しいなあと思うけれど、山の中にいるほうが落ち着くのです。それで、与那国島がものすごく日本本土から離れていて、むしろ台湾と言っても良いほどのところにあり、小さな小さな島だったため、初め行くのが怖いと思ってしまいました。海や島が好きな方には信じられないかもしれませんが、本当に怖かったのです。でも、今回はなぜか行かないといけないなという気持ちが強く、この恐怖さえ何か意味があるのではと感じるほどでした。(実際に、この恐怖は、私にとて新しい自分を発見するために必要な恐怖だと後からわかりました。)

石垣島に3泊滞在して、2日目は丸一日与那国島に行くという旅の行程でしたが、この旅の詳細は私のInstagramの裏アカウント@yuteleeahに書いてありますので、ご興味のある方は読まれてみてください。石垣島も、与那国島も、それぞれ全然エネルギーは違いますが、どちらも本当に美しく、お天気にも恵まれたので最高の旅となりました。思いがけない出会いや、大自然とのふれあいは、短い時間でしたがとてつもなく魂にとって濃い栄養となりました。私の、海や飛行機への恐怖も見えない存在によって助けられたと言っても過言ではありません。一番の目的は与那国島の立神岩でしたが、ここで見たビジョンは、私にレムリアンシードとは何か、その情報とはどんなものか、を教えてくれたと感じています。立神岩で私がみたものは、いくつもに別れた次元の層でした。そこでは、同じ場所で同じ時間に色々な次元の層によって別のことが起こっているのですが、それが全て繋がっているのだということを感じました。そして、私が生きて見ているこの世界は、この世に本当にあることのほんの1%にも満たない一部であり、しかしほんの一部であるけれどもそこで良いエネルギーを出して楽しんだり幸せを感じたりすることで、別の層の次元、目に見えない世界に大きく影響があるのだということも体感しました。

それから、石垣島でウミガメに出会った時、彼らが私たち人間よりもずっと深く地球と繋がっているのを感じました。もしかしたら彼らは精霊たちとコミュニケーションを取りながら生きているのかもしれないとフと思いました。小さなインスピレーションでしたが、私の中ではとても大切な感覚でした。

この与那国への旅は、とても不思議な旅となりました。今思えば、その時はなぜ石垣と与那国なのかよくわからないまま勢いで行ったのですが、後から考えると、目に見えない世界のたくさんの仲間のエネルギーのサポートやワクワクの光、喜びや愛の気持ちがいっぱい漂っていました。そして、ここで言いたいのは、この時驚くほどたくさんの「龍」が出て来たということです。実際にこの目で龍そのものを見るということではなく、龍の絵を見たり、人形を見たり、話題に出たり、インスピレーションで感じたり、大自然の中に感じる、ということです。・・・龍とはなんでしょうか。今までこんなにも「龍」が騒がれたことがあったでしょうか?龍とは、ファンタジーの世界か、古い神様の世界にしかいない空想の聖獣であるというイメージであったのが、この旅を通して私の身の回りに漂う超自然エネルギー体として捉えられるようになって来たのです。お友達のようになる龍まで出てきましたし、私を守護してくれている龍も、よくよく感じてみたらたくさんいることに気がついたのです。中でも、私の魂が妖精の星にいる時から一緒にいてくれたと感じている黄色と黄緑のグラデーションの色をした龍は、とてもはっきりしてくるようになりました。

龍神池との出会い

京都、石垣島、与那国島、と旅をした後、私たちは何も話し合っていないのに、天然石の「ラピスラズリ」がとても気になるようになり、私自身一つ美しいラピスラズリのスフィアをお迎えすることになった時のことです。友人が、この石を持って、近所の龍神池に行こうと誘ってくれました。龍神池は、私の住んでいる軽井沢の隣の町、御代田町のとても古いお寺「真楽寺」にある池です。そこは龍の伝説があり、ここで詳しくは書きませんが、その御代田町の龍神池から出てきた龍は豊かな水を人々に与えてくれて、巨大になり諏訪湖へ行ったと言われています。
今まで近くにあったのに、それほど興味がなかった場所でしたが、こうして龍のキーワードがどんどん出てきた今、行かないわけにはいきません。
初めて訪れた真楽寺、龍神池は、言葉では表現できないほど美しく素晴らしい場所でした。お寺の敷地に入った途端、急にキリッとした神殿のような空気が漂い、清らかであり、そして何か色々な美しい秘密を隠しているような神秘的なエネルギーを持っています。とてもお寺とは思えない雰囲気なのです。
あまりにも素晴らしい場所なので、それから何度もここへは通うようになりました。そして、新たなインスピレーションもどんどんいただけるようになりました。このことの詳細もInstagramの@yuteleeahのアカウントに書いてありますが、ものすごく端折って書くと、龍神池では私はものすごくたくさんの龍の存在を感じました。まるでひしめき合っている、と言ってもいいくらいのたくさんの龍がここで何かを待っているようなのです。そして、龍神池で降りて来たメッセージは、「次は九頭龍へ行け」という言葉と、「龍の解放」ということでした。分かってきたことは、ここの龍は、もしかしたら地球に来た時に、龍のエネルギーを持つ魂が、地球の重いエネルギーで龍の部分だけ弾かれて、その弾かれた龍の部分がこういった神聖な場所で分かれてしまった魂のもう一方を待っているのではないかということでした。

そして、新たに出て来た「九頭龍」というキーワード。「九頭龍」と言えば、長野県戸隠神社奥社に、九頭龍社というのがあり、今までに何度も行ったことはあります。ですが、ここでまた言われたということは、もう一度気を新たに行った方が良いのだろうな思い始めました。

淡路、沼島に繋がる

ここで少し話は逸れますが、とても重要な出来事があったので書いておきます。
与那国から帰って来た時、次はどこへいくんだろうね、という軽い話をしていた時に、色々な方から「淡路島の近くにある沼島(ぬしま)という場所に「上立神岩」「下立神岩」というのがあるということを聞きました。淡路島と言ったら、日本の建国にも関係している神聖で不思議な場所、という印象がありましたので、興味が出て来ました。
まさにその時に、私が「魂の鍵」の絵を描いているお客様が沼島の方であるということに気がつきます。こんな偶然ってあるんでしょうか?沼島って、ものすごくものすごく小さな島なのです。そこに住んでいる方が、このタイミングで私に絵を注文してくださり、今まさに描いているなんて、物語の中のお話を読んでいるような、本当に信じられない感覚でした。こんな奇跡は逃すまいと、私はその沼島の方に勇気を出してメッセージを送らせていただきました。直子さんという方で、私が「実はこれこれ、こういう経緯で与那国まで行きました。次は沼島だと思っていたところ、直子さんとのご縁をいただき、信じられない気持ちです。もしよろしければ、与那国でいただいて来た青いサンゴ石と砂を受け取っていただけないでしょうか、そしてそれを直子さんが沼島の中でこれと思う場所に置いて来てほしいのです」と言ったところ、「そんな大役を私がさせていただいてもいいのでしょうか」という女神様のようなお返事が帰って来たのです。

直子さんは、本当に信じられないほど何もかもお話が通じる方で、仲間もたくさんいらっしゃる方でした。沼島では、100年計画といって、沼島の荒れた場所を綺麗にして、島を美しくしていこうという素晴らしいグループにも入っていらっしゃいました。お話を聞けば聞くほど、龍と神様に愛されている、とても素晴らしい方だと感じました。そして、6月にイベントを企画しているから、そのイベントで島のあちこちを巡る時に、与那国の石をどこかに奉納して来ますと言ってくださいました。

私はとても嬉しくて、Instagramで「もし直子さんに何か送りたい方がいらっしゃったら、その日までに送ってください」と書きました。そこで賛同してくれた数名の方が、鹿児島、沖縄や熊野古道などの石や、貝や砂、塩や葉っぱなど、思い思いのものを直子さんに送ってくださったのです。

長野県 戸隠神社 奥社 九頭龍社へ導かれる

沼島でのイベントの直前、私は小百合さんと九頭龍社へ行きました。ここへ行ったおかげで私が感じられた九頭龍は、地球の精霊龍ではなくて宇宙から来ている精霊のエネルギー、または地球の精霊エネルギーと宇宙の精霊エネルギーが混ざったようなそんなエネルギーであるということでした。そして、京都の鞍馬山で感じたサナトクマラのエネルギーにとてもよく似ているのです。私のパラレルでは九頭龍とサナトクマラは同じエネルギーから来ているのかもしれないと思うようになりました。サナトクマラについてはたくさんの本を読みましたが、彼は、金星から来たとも、アルクトゥルスから来たとも、色々なリーディングをしている方がいて、情報が様々です。しかし総合的に言えば宇宙連合の司令官であり、地球を何十万年も見守り続けてくれている存在だということです。私はサナトクマラが地球に降り立ち、精霊たちと交流したのを感じます。その時に九頭龍が現れたのかなとか、色々エネルギーを探って行くのも楽しく、そして、次第に、龍とは何か、私なりに理解し始めたことがありました。
それはやはり、龍は地球の太古から存在する精霊だということ。
精霊たちは様々な文化や環境によって、いろいろな名前がつけられていて、それが神様になったり龍になったりしていること。そして、長い間人との交流が薄れ、忘れられ、同時に地球の自然も変化してしまったこと。しかし、今私たちが思い出し、訪ねたり、話しかけたり、交流を持つことで彼らは地球がより美しく愛でいっぱいになるように動くことができるようになるため、私たちとたくさんコミュニケーションを取りたがっていること、そんなことを感じるようになって来ました。

沼島のイベントがあった6月11日に、私は龍神池でひっそりと小百合さんと祈りました。小百合さんが篠笛を吹いてくれて、私はその音を聞きながらとても不思議な体験をしました。

龍神池の祠で祈っていた時、祠の後ろからネイティブアメリカンのような鮮やかな羽の衣装をつけたかなりのイケメン男性のエネルギーが出てきて「準備はできておる」と聞こえました。何が何だかわからない私でしたが、このイケメンは一体なんの準備ができているのだろうと姿を追いました。

小百合さんの篠笛が聞こえた時、「あ、結婚式だ」と感じました。すると池から瀬織津姫のエネルギーを感じて、その羽の衣装のイケメンと結ばれました。たくさんの愛の喜びのエネルギーが池から溢れて、空からも水からもたくさんの龍が喜び舞っている、そんなエネルギーを感じました。そして、ここで「結婚」「二つに分かれていたものが一つになる」というキーワードが出てきました。これは、私の中で、たくさんの意味を持ちました。
地球の精霊と宇宙の精霊の繋がり、
私たちの魂と精霊たちとの繋がり、
沼島を想う時、イザナミとイザナギが最後まで一緒にいられなかった不思議と、もしかしたら今また統合し直しをしているのかもしれないという愛の予感…

これは今後も大切な点の一つとして、私が集めてゆくキーワドになります。
点と点が結ばれた時、また何重にも奇跡の発見があることでしょう。

再び瀬織津姫

最初に瀬織津姫にいただいたメッセージ、

「これからはわたくしが瀬織津姫なのではなく、あなた方全員が瀬織津姫になる時代です」

これは、私の中で核となりました。
私たちが、瀬織津姫になる、というのは、私たちが精霊になるということ。精霊になった私は、一体何を想うでしょうか。私はきっと、迷いなくこう答えます。

「この国、この星のすべてのお水が、この大滝神社のお水のごとく清らかになりますように」

もし、この想いが叶ったとしたら、魂の底から喜びを感じるなと私は思います。
この星のすべてのお水…大自然のお水だけではなく、私たち生命の身体に流れるお水も、大気中のお水も、地面に染み込んだお水も、この星を作る水の要素全てが清らかになった時、この星もこの星の精霊も、私たち地球の生き物もどれほど幸せを感じるでしょうか。

これが瀬織津姫の願いだとしたら、私はできる限りのことをしたいと思います。
そして、きっと、精霊たちの美しく純粋な願いはもっとあるはずです。

私たちが今こそ、精霊の存在を確信し、彼らの目覚め…というよりは私たちの目覚め(精霊を発見するということ)を進め、精霊たちと繋がり、コミュニケーションをしながら、
日常を豊かで楽しく、愛で溢れるものにして行くことが
この星にとっても私たちにとっても大切なことなのではないでしょうか。

この作品展は、そういう思いで取り組みました。
長い文章を読んでいただき感謝します。
すべての人が精霊と繋がり、愛で溢れる星に生きる喜びを感じられますように。

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